「生き残れるハンドメイド作家を目指して」 montage／岩本美菜子様【後編】

1 前編のあらすじ

前編のあらすじ

「ママだからってオシャレを我慢しなくていい」
毎日がちょっと楽しくなるような、なりたい自分になれるオーダーメイドアクセサリーを提案している岩本様。

後編では、お子さんの子育てをしながら活動をする上で大切にしていることや、夢を持つママさんに向けてのメッセージを伺っていきます。

子育てをしながら活動をする上で、大事にしていることは何ですか？

私が大事にしていることは、どんな時も「家族が最優先」であることです。
例え、自分自身の製作に対するエネルギーが高く、集中して作業をしたい時であっても、家族の存在を置き去りにすることは絶対にないですね。

私は、家族との会話を大切にしていて、普段から何でも話すようにしているんです。
例えば、新しいサービスのアイディアが浮かんだ時も、売上がなかなか上がらなかった時も、良いことも悪いことも何でも話してきましたね。
そのうえで「やってみたら？」と、どんな時も応援してくれる家族がいるからこそ、頑張ろうと思えるので、家族の存在には本当に感謝しています。

ママたちの働きがい向上や経済的自立のためには何が必要だと思いますか？

少しの勇気を持って、「誰かに頼る」気持ちが必要なのではないでしょうか。
これは、私の作品への想いにも通じることですが、ママが自分自身を大切にすることが、家族や周りの人を幸せにすることに繋がるのだと私は思っています。

私は元々人に頼るのが苦手だったのですが、少しの勇気を持つことで「人に頼るのって意外と簡単なんだ」と気づくことができ、それから色々なことが好転していった経験があります。
子育てと仕事の両立を考えた時、時間的にも体力的にも思い通りにできない思いと、本当はやりたい思いを天秤にかけて考えることってありませんか？
そんな時に、できないと諦めるより「やりたい」という自分の想いに、ちょっとだけ耳を傾けてあげてもらえたらと思うんです。

そして、自分の中だけで抱えるのではなく、声に出して誰かに頼ってみることで、周りの人の助けを得るだけでなく、自分自身の本当の気持ちにも気づくことができるのではないかと思います。

今までの活動で大変だったことや乗り越えてきたことは何でしたか？

お客様のニーズを探ることに、今現在も試行錯誤しています。
これまでハンドメイド作家として活動をしてきた中で、私が心の底から「可愛い」と思ったものがなかなか売れない、反応がない、という時期もありましたし、そのギャップをどうしたら埋められるのかということに、何度も悩んできました。

そんな時に私がやったことは、とにかく情報発信を続けたこと、そしてインスタライブやLINE公式アカウントを使って、お客様と直接コミュニケーションを取ることでした。
それにより、かつては一方通行だった製作活動が、今ではフォロワーさんを巻き込んで直接意見を聴き、お客様が欲しがっているものを二人三脚で作りあげるという過程に変わり、私自身もとても楽しく製作活動ができています。

今後もお客様の声を聴きながら、お客様と一緒にサービスをより満足していただけるものにしてきたいと考えています。

ここまで活動を続けることができた原動力は何ですか？

もちろん家族のため。
ただ、それだけでなく「自分のため」というのが大きいですね。

私は、自分が将来どうありたいかを考えた時に、
「子どもだけを生き甲斐にしたくない」という思いが浮かびました。
そして、自分自身の「やりたい」という気持ちに素直に向き合うことで、今、私は自分の人生を大切に生きることができていると感じています。
私が自由な生き方、働き方を体現することで、子どもたちにも「自分の人生楽しんで良いんだ」と思ってもらえたら嬉しいですね。

これからも、子どもたちに「おかん、人生楽しそうやな～」と言われるくらい、全力で今を楽しみたいと思います！

最後に、読者の方にメッセージをお願いします

私の運営するハンドメイドショップ「montage」では、毎月1日～5日の5日間、5名様限定で「にあわせアクセ」のお申し込みを受け付けています。
また、オーダーメイドの他にも毎月オリジナルの新作アクセサリーを発表する「ツキイチ新作」という企画もご用意し、皆さまに楽しんでいただけるよう色々な試みを始めています。

そして、これまでオンラインのみで行っていた販売ですが、新たな挑戦として、今年の夏に兵庫県神戸市にて初のイベント出展を考えております。
詳細はInstagramとLINE公式アカウントで最新情報を配信していきますので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。

montageのアクセサリーで、もう一度オシャレを楽しんでみませんか？