「また食べたい」の声と笑顔のために挑戦し続けたい おつまみ系米粉パン研究家/新川 奈津子様【前編】

新川奈津子様

今回のインタビューについて

管理栄養士として、自分にできることは何だろう?

一人のお子さんとそのご家族との出会いから、
「米粉のパンやおやつを世の中に広めたい」という想いに至ったという新川様。

小さなお子さんの子育てをしながら、夢に向かって挑戦する新川様の今とこれからについてお話を伺ってきました。

活動内容について教えてください

私は京都府舞鶴市を中心に、米粉パンの販売、米粉パン・おやつ作りのレッスンを行っています。

これまで、管理栄養士として幼稚園の献立監修やお便り作成、食育講座を行ってきましたが、来年度から新たに「親子で食楽プロジェクト」という、親子のための食育教室もスタートしていきます。

また、おつまみ系米粉パン研究家として、ネットショップでの販売に向けて
“大人のためのお酒に合う米粉パン” 「のんべぇパン」の開発に取り組んでいます。

なぜこの活動を始めたのですか?

管理栄養士として病院の委託給食で働いている時、卵・乳製品・小麦アレルギーのお子さんが入院してきました。
当時はまだ米粉の製品があまり出回っていなかったので、手作りおやつを作って提供したのですが、そのお子さんが退院するときに「またあれ食べたい」と言ってくれたそうで、親御さんがレシピが知りたいと連絡をくれたんです。
お子さんが自発的に「食べたい」と言ってくれたことに、親御さんも病院の方も泣いて喜ばれていました。

私はそのことが忘れられずに、管理栄養士として何ができるかと考えた時に、
卵・乳製品不使用の米粉パンを作って、困っている人に届けたいという想いに至りました。

それから本格的に米粉パン作りを学び、去年から本格的に舞鶴市内での販売を開始しました。

新川様の作る米粉パンの特長は何ですか?

米粉パンは「小麦アレルギーの方のためのパン」といったイメージがあると思いますが、
私は、アレルギーがある人にも無い人にも美味しく食べてもらえる米粉パンを目指しています。

その中でも新たな試みとして、「お酒好きのための新しいおつまみ」というコンセプトで
「のんべぇパン」という商品の開発を行っています。

友人に米粉パンをプレゼントしたときに言われた「これ、ワインに合うね」の一言がきっかけとなり、私自身もお酒が大好きなので、おつまみのような感覚で大人の癒しの時間のお供になるようなパンを販売予定です。

 

新川様のInstagramでは、日々の商品開発の様子を見ることができます

お客様からはどんな感想が届いていますか?

定期的に行っている舞鶴市内での米粉パンの販売の際に、お子さんが乳製品アレルギーのあるお客様がいらっしゃったんです。
この辺りのスーパーで売っているパンだと、食べられるものが1種類しかなかったそうで、
「初めてロールパンを食べさせてあげられた」と、とても喜んでくださったことが嬉しかったですね。

また、アレルギーのないお子さんも気に入って食べてくださっているようで、
「すごい勢いで食べたよ〜」というお声をよく聞きます。

舞鶴市内では米粉パンが買えるお店がまだ少ないので、卵・乳不使用の米粉パンを必要としている方にもっと届けていくことで、町おこしにも貢献できたらと考えています。

 

この活動で今、目標にしていることは何ですか?

一番の目標は、私の作った米粉パンをもっとたくさんの人に届けることです。
食物アレルギーのある人も無い人も、大人も子どもも、舞鶴市だけでなく日本全国の人に私の作ったパンで笑顔になってもらえたら、とても幸せだなぁと思います。

そのためにも、今行っている商業施設での販売だけでなく、販売場所を増やしたり、
ネット販売の準備を整えていくことに、今年は力を入れていきたいと考えています。

SNSやLINE公式アカウントももっと活用していき、お客様とコミュニケーションを取りながら、お客様と一緒に米粉パンの良さを広めていきたいですね!

後編へ続く

前編では、米粉パン作りの活動を始めたきっかけや、開発中の商品についてお話しいただきました。
後編では、新川様が子育てと仕事を両立する上で大切にしていることや、子育て中のママに向けてのメッセージを伺っていきます。

後編はこちらから

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