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今回のインタビューについて
「薬機法」という法律を知っていますか?
薬機法は、過剰な広告により私たち消費者が誤った認識を持たないようにする為に、無くてはならない大事な法律となります。今回、管理栄養士の資格を持ちながら、薬機法コピーライターとして活躍されている、B & H Promoter’s事業部長の中道麻智子様にお話を伺いました。
事業内容について教えてください
私は現在、薬機法コピーライターとして、主に健康食品や化粧品を取り扱う企業様の広告制作や添削の仕事を行なっています。
薬機法とは、医薬品や医療機器、化粧品などの製造から広告において、品質や安全性を確保する目的として定められた法律のことです。
例えば、私たちがよくウェブ広告などで目にする「治る」「痩せる」「改善する」などという効果を謳う言葉は、使い方を間違えると薬機法違反となります。ところが、この薬機法を知らずに広告を作成している企業や事業主の方がまだまだ多くいらっしゃるのが現実です。
なぜこの事業を始めたのですか?
私は元々、管理栄養士としてライターをやっていたのですが、その時にとある健康食品の監修を請け負うことになりました。
当時、私は薬機法を知らなかったので、「血液がサラサラになります」とか「中性脂肪が治ります」という言葉を使っていたんですよね。すると、クライアントから「管理栄養士なのに薬機法を知らないんですか?」と言われてしまい、これからライターとしてやっていくんだったら薬機法を学ばないといけないと思ったのがきっかけでした。
そして、ふと管理栄養士でライターをやっている人はいるけど、「薬機法」を学んでいる人は少ないのでは?ということに気が付いたんです。その時、私は管理栄養士として今までに無い新しい働き方ができるかもしれない!と、とてもワクワクしたのを覚えています。
講座を受けた方にはどんな変化がありましたか?
講座を受講された方の中には、私と同じように管理栄養士の資格も活かして活動していきたい方や、ライターとしての単価アップをしたい方、これだと言える強みを持ちたい方などが多くいらっしゃっています。また、起業家さんで自分自身の商品を売る際に薬機法対応に困って相談に来る方や、実際に学び始める方もいらっしゃいます。
薬機法コピーライティングを学ぶことで、商品を魅力的に映し出すことができ、お客様に読まれる記事が書けるようになります。その結果として、売上アップやメディアの閲覧数アップに繋がり、受講生さんのライターとしての技術があがっていっています。
実際の変化としては、受講前の文字単価が1円〜2円程だったライターの方が、薬機法コピーライティング講座の受講後、文字単価が5円〜10円に上がったというケースも多くあります。
薬機法コピーライティングはどんな人でも学べるのですか?
管理栄養士や薬剤師、民間資格等の資格など、何か資格がないと始められないと思われる方も多くいらっしゃるのですが、何も資格を持っていなくても学ぶことができます。
また、それが薬機法コピーライターの強みでもあります。というのも、薬機法コピーライティングはまだできる人が少ない分、実績を作っていけば仕事を取ることができるので、初めは未経験でも講座内でしっかりとライティングの部分を学んでいただくことで、後の仕事に繋げていくことが可能です。
ただ、薬機法は専門性が高い分野なので、知識を身につけることや仕事は決して楽ではありません。なので、楽して稼ぎたいという人にお勧めしないですね。資格は持っていなくても、やる気と覚悟がある人にオススメしたいです。
この事業で今、目標にしていることは何ですか?
私は、1年以内に独立して法人化することを目指しています。現在、ありがたい事に薬機法コピーライティングのお仕事をたくさん頂いていますが、今後一人では抱えきれなくなる時期が来ると思います。そうなる前に、私と同じような熱い想いを持ち、私と同じことができる人財を増やしていく事が課題ですね。
また、私自身もそうだったのですが、管理栄養士だけでなく薬剤師や看護師など、国家資格を持っていても労働環境が悪かったり、収入が低いという点で悩んでいる方が多くいらっしゃると思います。私は、薬機法コピーライティングというスキルを普及させることで、そういった有資格者の方々の地位の向上を目指したいと考えています。
そして、私には現在3歳の娘がいます。この薬機法コピーライターは完全在宅ですし、子育てをしながらでもしっかりと収入を得ることができる仕事なので、私と同じように小さいお子さんがいながら、本気で稼ぎたいというママさん達のお手伝いもしていきたいと思っています。
後編へ続く
前編では、事業の内容や事業にかける想いについてお話しいただきました。
後編では、中道様が子育てと仕事を両立する上で、意識している時間の使い方や、頑張るママたちへのメッセージを伺っていきます。